2013年10月31日木曜日

194:アメリカはバチカンのローマ法王庁まで盗聴か。ヒトラーもびっくりでしょう。

アメリカのNSAのスパイ活動は、どうやら箍(タガ)が外れているようです。本日、イタリアの週刊誌パノラマが電子版でローマ法王庁」も盗聴とと報じました。

フランシスコ法王
  この報道によれば、2012年12月10日から3013年1月8日の間、バチカンの法王庁の通話が盗聴されていた疑いがあるとのことです。この時期は前ベネディクト法王が退任を表明する直前にあたり、現フランシスコ法王であるベルゴリオ枢機卿がローマの宿舎に滞在中で、そこも盗聴の対象になっていた疑いがあると、情報源は示されないまま報道されています。
 もしこの報道が事実であると証明されれば、アメリカの諜報機関にとっては、少なくともカトッリク世界での信用は失墜し、ほぼ致命的なものとならざるをえないでしょう。
 
 歴史を顧みれば、ユダヤ教会であるシナゴーグを徹底的に破壊したヒトラーも、キリスト教会に対しては、抵抗しない限り、暴力的に手を延ばしませんでした。ナチスドイツは最期までバチカンに大使を派遣して外交関係を保っていました。
敗戦間際のドイツのバチカン大使は、ワイツゼッカー元大統領の父親でした。この外交官はドイツの破局をバチカンの仲介で救おうとしたのです。バチカンにまで間諜を放つ行為は、ヒトラーもびっくりするのではないでしょうか。これでは、バチカンから破門はされても仲介を頼むことなどはできないでしょう。

また本日、シュピーゲル誌は電子版で、これまで明らかになったNSAの世界中でのスパイ活動を→グラフィックで判りやすく示しました
日本に関してはこのようになっています。

 日本ももちろんスパイの対象になっており、6月30日のアメリカの日本大使館などがそのターゲットになっているとする→ガーディアン紙の報道が指摘されています。
 本日は、これにバチカンが加えられたようです。



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