2013年8月24日土曜日

179:日本メディア科学部への警告。反核運動はしつこくやろう・ドイツの例。Sayonara Nukes Berlinからの講演会のお知らせ。

 この数日は日本からは、フクイチの大量汚染水漏れや、「はだしのゲン」隠蔽事件など、核にまつわる凶報ばかりが世界中に伝わってきます。そのせいか、この「明日うらしま」のアクセスも増え続けており、特に一年以上前にお知らせした、キールの海洋研究所の→海洋汚染シュミレーションの項は、連日1000を越えるアクセスがあります。

 そこにコメントとして予想して書きましたように、これも日本のメディアがいまだにこのとびきり重要な研究についてまったく報道しないためでしょう。 何もドイツ語ができなくても、英語でできるのです。報道各社の科学部長は恥を知るべきです。
間もなくアジア諸国の報道が始まることは目に見えています。日本のメディアとして、それを追っかけるようなぶざまな姿が、わたしには目に浮かびます。各社の科学部長の政治感覚のガラパゴス化、ないしは堕落ぶりがここにも顕著です。

 ことの 重大さに気づいている元スイス大使の→村田光平氏のインタヴューを聴いてください。村田氏は日本政府が恐れていることをズバリ指摘しています。海洋研究所は間もなく、新たなシュミレーションを発表するものと思われます。「明日うらしま」に遅れること14ヶ月でもまだ遅くありません、この警告を聴いて優れた記者をキールへ派遣してください。

 さて、昨日の夕方、自転車でベルリンの首相府の前にさしかかると、「首相官邸前警告行動」の市民たちが、木曜日の行動を行っていました。
Mahnwache-Kanzleramt 22.8.2013
 この市民たちの活動は、2011年3月11日のフクシマ事故の日から連日、大地震と核災害を憂いて自主的に首相府前に集まってきた市民から生まれたものです。
このブログでも、3月14日と21日の→その様子を写真で伝えました

 その時から、集まった市民たちはひとつのグループ→「首相府前警告行動」を作り、毎週の月曜日と木曜日の夕方6時から7時まで、雨が降ろうと雪が降ろうと欠かすことなく、しつこくここに立ち続け、原発即時廃止を訴え続けています。

 上の写真の首相府の上階の左に、メルケル首相の執務室があります。彼女がそこにいる場合は、否が応でもこの市民たちの姿を見続けているのです。
もちろん監視カメラはありますが、昨日もあたりには警備の警察官の姿はありません。非暴力抵抗のしつこさに警備もお手上げなのでしょうか。いれば感想を聞いてみようと思ったのですが、いないのではできません。そのこと自体がこの社会では市民のデモをする権利が保障されていることの現れであると言えましょう。日本と比べてどうでしょう?
22.8.2013
 この横断幕の下部にあるのは、ドイツの劇作家ブレヒトの言葉「不正義が正義になるときは、抵抗が義務となる」です。彼らのスローガンとなっているのです。
通りかかったわたしに、グループの一人、ルッツさんが話しかけて「フクシマは酷いことになってるね。心配だよ」と言っていました。この彼らのポスターにもあるように、「フクシマでもう十分だ!」との思いの深さが、彼らのしつこい行動を支えているのです。
ここ2年半、ずっと続けている仲間は約40人ほどだそうです。しかし、 ドイツでなくても、世界のどこかで原発事故があれば、その日のうちに多勢の市民がここに自主的に集まってきます。

 さて、ベルリンのもうひとつのしつこい、日本人たちの運動からのお知らせです。
ここでも、→何度も報告したことのある→Sayonara Nukes Berlinからの講演会のお知らせです。

以下、そのまま転載します。ベルリン在住のみなさまは、ドイツをモデルに日本中でできている市民測定所の現場体験も知ることができそうなので、是非参加してください。

追加です。
この講演会は予約制だそうです。会場が狭く、市民運動の手弁当での企画ですから多すぎると困るのかも知れません。希望者は以下のメールで予約してくださいとのことです。
sayonara.nukes.berlin@gmail.com

参加者の皆さんは寄付もしてあげてくださいね。よろしく!
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"食の安全と市民測定所〜震災後2年間の活動"

横浜市民測定所の共同代表者である、→高雄綾子先生をお招きして、震災以後2年の活動過程や、現在の日本の食の安全についての講演をしていただけることになりました。

日時:8月30日(金) 10:00開場 10:30講演
    *2時間ほどを予定しています。


場所:WerkStadt
        Emser Str, 124、12051 Berlin

前回の松井英介医師の講演会でも名前のあがった横浜市民測定所については、こちらのページでご確認ください。http://www.ycrms.net/

高雄綾子:フェリス女学院大学国際交流学部専任講師。東京大学大学院教育学研究科満期取得退学。専門は社会教育学、環境教育学。ドイツの環境市民運動が社会の多方面に影響を与えたことに関心を持ち、環境教育の分野からその影響を研究中。
横浜市民測定所共同代表。

チェルノブイリ事故後のドイツ市民測定所運動と市民の学びについてコラムを書いています。
http://econavi.eic.or.jp/ecorepo/live/series/34

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Werkstadtは、通常Cafe/Barとして営業されている多目的スペースですので席に限りがございます。参加人数が定員に達し次第、募集を締め切らせていただきます。

この回より、Werkstadt側に25ユーロの室料をお支払いすることが決まりました。
今回も配布資料がございますので、印刷代と当日の室料を振り分けて、皆さんにご負担していただくことになります。参加の人数が決まりましたら、詳細を発表いたします。


主催:Sayonara Nukes Berlin (http://sayonara-nukes-berlin.org/)
Facebook (https://www.facebook.com/sayonara.nukes.berlin)

Sayonara Nukes Berlinはどの団体にも属しない、民間のボランティアにより成り立っているグループです。


1 件のコメント:

  1. 29日にドイツ入りしたのですが、残念ながら講演会へ参加できませんしドイツ語も分かりませんのでブログに載るとうれしいです。

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